外回り特化の営業地図アプリ「フロシキ」のロゴ
ホーム

/

記事一覧

/

営業日報ツール・アプリの選び方 / 4つのタイプ比較と、外回りでも続く運用の見極め方

更新日:

2026/9/26

作成日:

2026/9/26

営業日報ツール・アプリの選び方 / 4つのタイプ比較と、外回りでも続く運用の見極め方

営業日報ツール・アプリの選び方 / 4つのタイプ比較と、外回りでも続く運用の見極め方

営業日報にかかっている時間を、もっと減らしたいとお考えでしょうか。あるいは、形骸化してしまっている日報の取り組みを見直したいとお考えでしょうか。

「1週間分の日報がまとめて提出されてしまう」
「日報の記載内容が薄くて、あまり意味をなしていない」
本来の日報がその役割を果たさず、ただの作業となってしまっているケースは少なくありません。
また、外回りから戻ってPCを開く頃には、1けんずつの記憶はすでに薄れ、書くべきことが

営業日報ツールやアプリは、こうした状況を変えるための手段です。
ただ、日報ツールと言っても特徴が異なるものが並んでおり、選ぶタイプを間違えると入力の手間がかえって増えることがあります。

日報ツールにはどんな種類があるのか、何を基準に選べばよいのか、費用はどのくらいかかるのかを、順を追って整理していきます。

>> 訪問営業に特化したマップアプリFuroshiki(フロシキ)について詳しく知る

営業日報ツール・アプリとは

営業日報ツールとは、営業担当者が日々の訪問や商談の記録を入力し、上長やチームと共有するための業務支援ツールです。

では、紙やExcelでの日報提出と比べて、何が変わるのでしょうか。大きくは次の3点になります。

  • 入力の手間が減る:あらかじめ項目や選択肢を決めておくことで入力が簡便になり、書式を整える作業が不要になります。スマホ対応アプリであれば、移動の合間に入力を済ませることもできます。

  • 提出と確認がその場で完了:メールに添付して送る、上長が開いて返信する、という往復がなくなります。紙の報告書のように手書きすることやファイリングする手間もありません。提出されていない担当者も一覧で分かるようになります。

  • 過去の日報が検索できる:過去の日報をファイルの中から探し出す必要がなくなり、担当者名や顧客名で引き出せるようになります。

一方で、日報ツールを入れただけで営業の成果が上がるわけではありません。どのような内容を記録するか、記録された内容をどう使うかが最も重要なポイントです。ツールやアプリ選びと活用方法の設計はセットで考える必要があります。

関連記事:
営業日報とは?シンプルでも意味のある運用のための完全ガイド

営業日報ツール・アプリの4つのタイプ

営業日報ツールは、その特徴によって日報特化型・SFA/CRM一体型・グループウェア活用型・地図ベースの営業支援型の4つのタイプに分類することができます。

では、それぞれ何がどう違うのかを見ていきましょう。特に違いが出るのは、入力する場所と、記録がどのように積み上がるかの2点です。

タイプ

代表的なサービス

入力する場所

記録が積み上がる単位

月額の目安(1人)

日報特化型

gamba!、nanoty

社内・外出先どちらも

日付

500〜1,100円

SFA/CRM一体型

eセールスマネージャー、Mazrica Sales

主に社内

案件

6,000〜18,500円

グループウェア活用型

kintone、サイボウズ Office

主に社内

日付(設計次第)

600〜1,800円

地図ベースの営業支援型

Furoshiki、cyzen、UPWARD

訪問先

訪問先(地図上のピン)

3,000〜4,180円

※金額は2026年9月時点の各社公開情報にもとづく目安です。最新の条件は各社の公式サイトでご確認ください。

日報特化型ツール・アプリ

日報特化型は、日報を書く・提出する・コメントを返すという流れに特化し、機能を絞ったタイプです。導入が早く費用も抑えられるため、シンプルに日報の提出と共有を実現させたい組織に適しています。一方で、案件管理や売上予測までは踏み込まないため、営業組織としての管理や仕組み全体を作りたい場合には物足りなさを感じるところがあります。

SFA/CRM一体型ツール・アプリ

SFA/CRM一体型は、日報が案件管理の一部として組み込まれているタイプです。受注確度や商談フェーズと日報がつながるため、営業マネージャーの方にとっては予実の管理や案件状況の把握がしやすくなります。ただし入力項目が多くなりがちで、現場の営業担当者にとっては負担が感じやすい側面があります。

グループウェア活用型ツール・アプリ

グループウェア活用型は、社内ですでに使っているグループウェアに日報のアプリやテンプレートを載せて運用するタイプです。新しいツールを増やさずに済むことが最大の利点になります。その反面、営業活動に特化しているわけではないため、集めた日報を営業活動にどう活かすかは自社で設計する必要があります。

地図ベースの営業支援型ツール・アプリ

地図ベースの営業支援型は、訪問先を地図上にピンとして立てて、そのピンに訪問の記録を紐づけていくタイプです。記録が日付ではなく訪問先ごとに積み上がるため、同じ先に繰り返し訪問する営業と相性が良くなります。外回りが中心の組織やエリア単位で営業担当が分かれている組織には向いている一方で、内勤中心の営業では必ずしも地図上で管理する必要はありません。

関連記事:
【訪問営業地図アプリ】訪問営業を効率化する地図アプリの選び方と活用法

営業日報ツール・アプリを選ぶ5つの観点

営業日報ツールは、入力する場所・入力にかかる時間・記録が積み上がる単位・既存の顧客管理との二重入力・管理側の可視化という5つの観点で比較検討することをおすすめします。

それぞれの観点で何を確認すればよいのか、見落としたときに何が起きるかとあわせて整理していきます。

入力する場所

スマホで訪問直後にその場で入力できるかどうかで、日報にかかる時間が変わってきます。記憶が新鮮なうちに書けるという副次的な効果もあり、一日の終わりにまとめて書くよりも日報の中身そのものが濃くなっていきます。現場で入力ができるかどうかは、特に外回り営業では大きな利点として働きます。

社内のPCで書く形で問題なければ、日報特化型やグループウェア活用型で足りますが外出先やスマホで書きたいなら、モバイル前提のタイプが第一候補になります。

入力にかかる時間

日報の入力が定着するかどうかにおいて、一つの日報にかかる手間や時間は大きなポイントです。実際の画面でどれくらいの入力時間がかかるか、また迷わず簡単に操作できるかを確かめておくことをおすすめします。またデモやトライアルの際に、必ず現場の担当者に1件入力してもらい、フィードバックをもらうようにしましょう。

また 1日1〜2件の訪問であれば帰社後にまとめて書いても負担は限定的です。3件を超えるようであれば、その場で簡単に記録できる仕組みの効果が大きくなります。

記録が積み上がる単位

これは非常に見落とされやすいポイントですが、どのように記録が積み上がっていると良いのか、を検討するようにしましょう。日報は言葉をそのまま受けると日付でまとまるのが自然ですが、営業が本当に必要としているのは「この訪問先に前回いつ行って、何を話したか」という訪問先に紐づいた情報になります。顧客や訪問先を軸に引き出せるかどうかを確認しておくと良いでしょう。

1回で完結する商談が中心であれば、日付単位の記録でも運用は可能です。同じ顧客への継続的な商談や訪問が発生するのであれば、記録が訪問先ごとに積み上がるタイプが必要になります。

既存の顧客管理との関係

すでにSFAやCRMを運用している場合は、日報ツールを別に入れると同じ内容を二重に入力する運用になりかねません。ツールを連携させられるか、あるいはいずれか片方に寄せられるかなど、それぞれの役割や住み分けなど、関係性の整理と検討をしておきましょう。

新規ツールの検討を進める場合には、既存ツールの機能で何が足りないのかを整理した上で、進めるようにしましょう。

管理側の可視化

マネージャーの方が日報を見て何を把握し、何を判断したいのかを先に決めておくことが重要です。提出状況を管理したいのか、案件の進捗を追いたいのか、エリアごとの動きを把握したいのか、管理側の視点でどのような活用をしたいのかで選ぶタイプが変わってきます。

提出状況の管理であれば日報特化型、より営業の成果向上が目的であれば、案件ごとの進捗や訪問先状況の把握が可能なSFA/CRM一体型や地図ベースの営業支援型が候補になります。

営業日報ツール候補のタイプを絞る

営業日報ツール・アプリの費用相場と無料で使える範囲

営業日報ツールやアプリの費用相場を整理してみました。タイプによって価格帯が分かれています。

タイプ

サービス

月額(1ユーザー・税抜)

初期費用

最低利用条件

日報特化型

nanoty

500円(10名パック5,000円)

記載なし

10名単位

日報特化型

gamba!

898円(年間割引)/1,078円(月額払い)

無料

5ユーザー〜

グループウェア活用型

kintone ライトコース

1,000円

無料

10ユーザー〜

グループウェア活用型

kintone スタンダードコース

1,800円

無料

10ユーザー〜

地図ベースの営業支援型

Furoshiki

3,000円(別途 管理者10,000円/月)

100,000円

最低29,000円/月・3ヶ月〜

地図ベースの営業支援型

cyzen

4,000円〜

別途

プランによる

地図ベースの営業支援型

UPWARD

4,180円

110,000円

10ユーザー〜

SFA/CRM一体型

eセールスマネージャー

6,000円〜

別途

プランによる

SFA/CRM一体型

Mazrica Sales

6,500円〜

無料

10ID〜

※2026年9月時点の各社公開情報にもとづきます。最新の金額と条件は各社の公式サイトでご確認ください。

金額を見るときに注意しておきたいのが、最低利用人数です。1ユーザーあたりの単価が安く見えても、10ユーザーからの契約であれば実際の支払いはその10倍になります。

また無料で使い続けられるプランは、多くありません。 日報ツールの多くは15日間程度の無料トライアルを用意しており、その期間で使用感を確かめる形が一般的です。トライアル期間に現場の担当者へ実際に入力してもらい、入力率を見て判断するようにしましょう。

関連記事:
【外回り・訪問営業を効率化】営業管理におすすめのツール・アプリ10選!利用料や使いやすさ、機能の充実度など徹底比較

営業日報ツールを導入して定着させる4つのステップ

営業日報ツールの導入は、目的の絞り込み・入力項目の削減・1チームでの試用・既存データの移行範囲の決定という4つのステップで進めます。

では、それぞれのステップで何をするのかを見ていきましょう。順番を入れ替えないことが、定着させるうえで効いてきます。

日報の活用目的の明確化

提出状況も案件の進捗もエリアの動きも、すべてを1つの日報で賄おうとすると入力項目が膨らみます。最初に決めた1つ以外は、いったん諦める判断が必要になります。

現場担当者を巻き込んだトライアル

初期設定の項目をそのまま使わず、削れるものを削ってから渡します。現場の担当者に1件入力してもらい、所要時間を実測しておくと、導入後の入力率が読めるようになります。

スモールスタート

 全社で一斉に始めるのではなく、限られた範囲で実際の入力状況を見てから広げていきます。試す相手は、改善の余地を感じている若手や中堅から選ぶと、その後の展開がなめらかになります。

既存データの移行

 過去の日報をすべて移す必要はありません。進行中の案件と、継続して訪問している顧客の情報に絞ると、移行の負担を抑えることができます。

このうち、もっとも省略されやすいのが2番目のステップです。ツールの初期設定には多くの入力項目が用意されていますが、そのまま使うと現場の負担が増えます。入力項目を減らす作業は導入前にしかできないため、ここに時間をかけておく価値があります。

関連記事:
営業報告書の書き方とは?テンプレート・例文・効率化のコツまで完全ガイド

まとめ

営業日報ツールがもたらす変化は、単なる行動管理や業務効率化にとどまりません。ただし、想定した効果を得られるかは、自社の目的にあったタイプを正しく選定できるかによって大きく変わってきます。

選定にあたっては自社が求める日報ツールがどのタイプなのかを4つから見極めること、その上で、入力する場所・入力にかかる時間・記録が積み上がる単位・既存システムとの関係・管理側の可視化という5つの観点で比較する。

また押さえておきたいのは、記録をどう積み上げるかという部分です。日付単位で溜まった日報は、後から検索するのが大変になります。訪問先や顧客単位で記録を積み上げておくことで、再訪問のときに使える情報として残り、担当が変わっても引き継ぐことができます。日報を単なる提出物として扱うか、組織の資産として扱うかの違いが、ここに大きく表れてきます。

Furoshikiは、訪問先を地図上のピンとして扱い、そのピンに訪問の記録を紐づけていく地図ベースの営業支援アプリです。現場の担当者はスマホから訪問直後に入力でき、記録はチーム全体にリアルタイムで共有されます。ピンには自由記述のメモと写真も残せるため、次に同じ先を訪ねるときの材料として積み上がっていきます。外回りの日報にかかる時間を減らしたいとお考えの方は、導入事例や機能の詳細を資料にてご確認ください。

よくある質問

営業日報ツールは無料で使えますか。

恒久的に無料で使える営業日報ツールは多くありません。15日間程度の無料トライアルを設けたサービスが中心で、その期間に使用感を確かめる形が一般的です。

営業日報ツールの費用相場はいくらですか。

営業日報ツールの費用相場は、1ユーザーあたり月額500円から2,000円程度です。SFAや地図ベースの営業支援型は、3,000円以上の価格帯になります。

SFAを導入していれば営業日報ツールは不要ですか。

すでにSFAを導入している場合、日報ツールを別に入れると二重入力になりやすくなります。SFAの日報機能で足りるかを先に確認することをおすすめします。

外回り営業に向いているのはどのタイプですか。

外回り営業に向いているのは、訪問先で入力でき、記録が訪問先ごとに積み上がるタイプです。1日に3件以上回り、同じ先へ繰り返し訪問する営業では、帰社後にまとめて入力する運用が負担になりやすいためです。地図ベースの営業支援型は訪問先を地図上のピンとして扱うため、再訪問の際に過去のやり取りをその場で確認することができます。ただし内勤中心の営業では地図の利点が活きにくいため、日報を書く場所がどこかを先に確かめることをおすすめします。

ツールを入れたのに日報が使われない場合はどうすればよいですか。

入力項目の数と、入力する場所の2点を見直してみてください。項目が多いと繁忙期に入力が止まり、帰社後にしか入力できない設計だと思い出す作業が残ります。あわせて、入力した情報が担当者本人にも返ってくる形になっているかを確認すると良いでしょう。自分の過去の記録を見返せる、次の訪問前に前回の内容を確認できるといった使い方ができると、入力する理由が現場の側に生まれます。

山﨑 祐輝

全国に販売網を持つ商社の営業組織で、大手CRM/SFAツールの導入を経験。既存の営業支援ツールが外回り営業の現場に最適化されていないという課題をきっかけに、株式会社DonDotを創業。外回り営業向けアプリ「Furoshiki(フロシキ)」を企画・開発している。プロパンブタンニュースやリフォーム産業新聞などの専門メディアにも取り上げられている。

記事一覧にもどるkeyboard_arrow_right

2026/9/26

  • 営業日報

  • 訪問販売営業

  • 報告書

営業日報ツール・アプリの選び方 / 4つのタイプ比較と、外回りでも続く運用の見極め方

営業日報ツール・アプリの選び方 / 4つのタイプ比較と、外回りでも続く運用の見極め方

営業日報にかかっている時間を、もっと減らしたいとお考えでしょうか。あるいは、形骸化してしまっている日報の取り組みを見直したいとお考えでしょうか。

「1週間分の日報がまとめて提出されてしまう」
「日報の記載内容が薄くて、あまり意味をなしていない」
本来の日報がその役割を果たさず、ただの作業となってしまっているケースは少なくありません。
また、外回りから戻ってPCを開く頃には、1けんずつの記憶はすでに薄れ、書くべきことが

営業日報ツールやアプリは、こうした状況を変えるための手段です。
ただ、日報ツールと言っても特徴が異なるものが並んでおり、選ぶタイプを間違えると入力の手間がかえって増えることがあります。

日報ツールにはどんな種類があるのか、何を基準に選べばよいのか、費用はどのくらいかかるのかを、順を追って整理していきます。

>> 訪問営業に特化したマップアプリFuroshiki(フロシキ)について詳しく知る

営業日報ツール・アプリとは

営業日報ツールとは、営業担当者が日々の訪問や商談の記録を入力し、上長やチームと共有するための業務支援ツールです。

では、紙やExcelでの日報提出と比べて、何が変わるのでしょうか。大きくは次の3点になります。

  • 入力の手間が減る:あらかじめ項目や選択肢を決めておくことで入力が簡便になり、書式を整える作業が不要になります。スマホ対応アプリであれば、移動の合間に入力を済ませることもできます。

  • 提出と確認がその場で完了:メールに添付して送る、上長が開いて返信する、という往復がなくなります。紙の報告書のように手書きすることやファイリングする手間もありません。提出されていない担当者も一覧で分かるようになります。

  • 過去の日報が検索できる:過去の日報をファイルの中から探し出す必要がなくなり、担当者名や顧客名で引き出せるようになります。

一方で、日報ツールを入れただけで営業の成果が上がるわけではありません。どのような内容を記録するか、記録された内容をどう使うかが最も重要なポイントです。ツールやアプリ選びと活用方法の設計はセットで考える必要があります。

関連記事:
営業日報とは?シンプルでも意味のある運用のための完全ガイド

営業日報ツール・アプリの4つのタイプ

営業日報ツールは、その特徴によって日報特化型・SFA/CRM一体型・グループウェア活用型・地図ベースの営業支援型の4つのタイプに分類することができます。

では、それぞれ何がどう違うのかを見ていきましょう。特に違いが出るのは、入力する場所と、記録がどのように積み上がるかの2点です。

タイプ

代表的なサービス

入力する場所

記録が積み上がる単位

月額の目安(1人)

日報特化型

gamba!、nanoty

社内・外出先どちらも

日付

500〜1,100円

SFA/CRM一体型

eセールスマネージャー、Mazrica Sales

主に社内

案件

6,000〜18,500円

グループウェア活用型

kintone、サイボウズ Office

主に社内

日付(設計次第)

600〜1,800円

地図ベースの営業支援型

Furoshiki、cyzen、UPWARD

訪問先

訪問先(地図上のピン)

3,000〜4,180円

※金額は2026年9月時点の各社公開情報にもとづく目安です。最新の条件は各社の公式サイトでご確認ください。

日報特化型ツール・アプリ

日報特化型は、日報を書く・提出する・コメントを返すという流れに特化し、機能を絞ったタイプです。導入が早く費用も抑えられるため、シンプルに日報の提出と共有を実現させたい組織に適しています。一方で、案件管理や売上予測までは踏み込まないため、営業組織としての管理や仕組み全体を作りたい場合には物足りなさを感じるところがあります。

SFA/CRM一体型ツール・アプリ

SFA/CRM一体型は、日報が案件管理の一部として組み込まれているタイプです。受注確度や商談フェーズと日報がつながるため、営業マネージャーの方にとっては予実の管理や案件状況の把握がしやすくなります。ただし入力項目が多くなりがちで、現場の営業担当者にとっては負担が感じやすい側面があります。

グループウェア活用型ツール・アプリ

グループウェア活用型は、社内ですでに使っているグループウェアに日報のアプリやテンプレートを載せて運用するタイプです。新しいツールを増やさずに済むことが最大の利点になります。その反面、営業活動に特化しているわけではないため、集めた日報を営業活動にどう活かすかは自社で設計する必要があります。

地図ベースの営業支援型ツール・アプリ

地図ベースの営業支援型は、訪問先を地図上にピンとして立てて、そのピンに訪問の記録を紐づけていくタイプです。記録が日付ではなく訪問先ごとに積み上がるため、同じ先に繰り返し訪問する営業と相性が良くなります。外回りが中心の組織やエリア単位で営業担当が分かれている組織には向いている一方で、内勤中心の営業では必ずしも地図上で管理する必要はありません。

関連記事:
【訪問営業地図アプリ】訪問営業を効率化する地図アプリの選び方と活用法

営業日報ツール・アプリを選ぶ5つの観点

営業日報ツールは、入力する場所・入力にかかる時間・記録が積み上がる単位・既存の顧客管理との二重入力・管理側の可視化という5つの観点で比較検討することをおすすめします。

それぞれの観点で何を確認すればよいのか、見落としたときに何が起きるかとあわせて整理していきます。

入力する場所

スマホで訪問直後にその場で入力できるかどうかで、日報にかかる時間が変わってきます。記憶が新鮮なうちに書けるという副次的な効果もあり、一日の終わりにまとめて書くよりも日報の中身そのものが濃くなっていきます。現場で入力ができるかどうかは、特に外回り営業では大きな利点として働きます。

社内のPCで書く形で問題なければ、日報特化型やグループウェア活用型で足りますが外出先やスマホで書きたいなら、モバイル前提のタイプが第一候補になります。

入力にかかる時間

日報の入力が定着するかどうかにおいて、一つの日報にかかる手間や時間は大きなポイントです。実際の画面でどれくらいの入力時間がかかるか、また迷わず簡単に操作できるかを確かめておくことをおすすめします。またデモやトライアルの際に、必ず現場の担当者に1件入力してもらい、フィードバックをもらうようにしましょう。

また 1日1〜2件の訪問であれば帰社後にまとめて書いても負担は限定的です。3件を超えるようであれば、その場で簡単に記録できる仕組みの効果が大きくなります。

記録が積み上がる単位

これは非常に見落とされやすいポイントですが、どのように記録が積み上がっていると良いのか、を検討するようにしましょう。日報は言葉をそのまま受けると日付でまとまるのが自然ですが、営業が本当に必要としているのは「この訪問先に前回いつ行って、何を話したか」という訪問先に紐づいた情報になります。顧客や訪問先を軸に引き出せるかどうかを確認しておくと良いでしょう。

1回で完結する商談が中心であれば、日付単位の記録でも運用は可能です。同じ顧客への継続的な商談や訪問が発生するのであれば、記録が訪問先ごとに積み上がるタイプが必要になります。

既存の顧客管理との関係

すでにSFAやCRMを運用している場合は、日報ツールを別に入れると同じ内容を二重に入力する運用になりかねません。ツールを連携させられるか、あるいはいずれか片方に寄せられるかなど、それぞれの役割や住み分けなど、関係性の整理と検討をしておきましょう。

新規ツールの検討を進める場合には、既存ツールの機能で何が足りないのかを整理した上で、進めるようにしましょう。

管理側の可視化

マネージャーの方が日報を見て何を把握し、何を判断したいのかを先に決めておくことが重要です。提出状況を管理したいのか、案件の進捗を追いたいのか、エリアごとの動きを把握したいのか、管理側の視点でどのような活用をしたいのかで選ぶタイプが変わってきます。

提出状況の管理であれば日報特化型、より営業の成果向上が目的であれば、案件ごとの進捗や訪問先状況の把握が可能なSFA/CRM一体型や地図ベースの営業支援型が候補になります。

営業日報ツール候補のタイプを絞る

営業日報ツール・アプリの費用相場と無料で使える範囲

営業日報ツールやアプリの費用相場を整理してみました。タイプによって価格帯が分かれています。

タイプ

サービス

月額(1ユーザー・税抜)

初期費用

最低利用条件

日報特化型

nanoty

500円(10名パック5,000円)

記載なし

10名単位

日報特化型

gamba!

898円(年間割引)/1,078円(月額払い)

無料

5ユーザー〜

グループウェア活用型

kintone ライトコース

1,000円

無料

10ユーザー〜

グループウェア活用型

kintone スタンダードコース

1,800円

無料

10ユーザー〜

地図ベースの営業支援型

Furoshiki

3,000円(別途 管理者10,000円/月)

100,000円

最低29,000円/月・3ヶ月〜

地図ベースの営業支援型

cyzen

4,000円〜

別途

プランによる

地図ベースの営業支援型

UPWARD

4,180円

110,000円

10ユーザー〜

SFA/CRM一体型

eセールスマネージャー

6,000円〜

別途

プランによる

SFA/CRM一体型

Mazrica Sales

6,500円〜

無料

10ID〜

※2026年9月時点の各社公開情報にもとづきます。最新の金額と条件は各社の公式サイトでご確認ください。

金額を見るときに注意しておきたいのが、最低利用人数です。1ユーザーあたりの単価が安く見えても、10ユーザーからの契約であれば実際の支払いはその10倍になります。

また無料で使い続けられるプランは、多くありません。 日報ツールの多くは15日間程度の無料トライアルを用意しており、その期間で使用感を確かめる形が一般的です。トライアル期間に現場の担当者へ実際に入力してもらい、入力率を見て判断するようにしましょう。

関連記事:
【外回り・訪問営業を効率化】営業管理におすすめのツール・アプリ10選!利用料や使いやすさ、機能の充実度など徹底比較

営業日報ツールを導入して定着させる4つのステップ

営業日報ツールの導入は、目的の絞り込み・入力項目の削減・1チームでの試用・既存データの移行範囲の決定という4つのステップで進めます。

では、それぞれのステップで何をするのかを見ていきましょう。順番を入れ替えないことが、定着させるうえで効いてきます。

日報の活用目的の明確化

提出状況も案件の進捗もエリアの動きも、すべてを1つの日報で賄おうとすると入力項目が膨らみます。最初に決めた1つ以外は、いったん諦める判断が必要になります。

現場担当者を巻き込んだトライアル

初期設定の項目をそのまま使わず、削れるものを削ってから渡します。現場の担当者に1件入力してもらい、所要時間を実測しておくと、導入後の入力率が読めるようになります。

スモールスタート

 全社で一斉に始めるのではなく、限られた範囲で実際の入力状況を見てから広げていきます。試す相手は、改善の余地を感じている若手や中堅から選ぶと、その後の展開がなめらかになります。

既存データの移行

 過去の日報をすべて移す必要はありません。進行中の案件と、継続して訪問している顧客の情報に絞ると、移行の負担を抑えることができます。

このうち、もっとも省略されやすいのが2番目のステップです。ツールの初期設定には多くの入力項目が用意されていますが、そのまま使うと現場の負担が増えます。入力項目を減らす作業は導入前にしかできないため、ここに時間をかけておく価値があります。

関連記事:
営業報告書の書き方とは?テンプレート・例文・効率化のコツまで完全ガイド

まとめ

営業日報ツールがもたらす変化は、単なる行動管理や業務効率化にとどまりません。ただし、想定した効果を得られるかは、自社の目的にあったタイプを正しく選定できるかによって大きく変わってきます。

選定にあたっては自社が求める日報ツールがどのタイプなのかを4つから見極めること、その上で、入力する場所・入力にかかる時間・記録が積み上がる単位・既存システムとの関係・管理側の可視化という5つの観点で比較する。

また押さえておきたいのは、記録をどう積み上げるかという部分です。日付単位で溜まった日報は、後から検索するのが大変になります。訪問先や顧客単位で記録を積み上げておくことで、再訪問のときに使える情報として残り、担当が変わっても引き継ぐことができます。日報を単なる提出物として扱うか、組織の資産として扱うかの違いが、ここに大きく表れてきます。

Furoshikiは、訪問先を地図上のピンとして扱い、そのピンに訪問の記録を紐づけていく地図ベースの営業支援アプリです。現場の担当者はスマホから訪問直後に入力でき、記録はチーム全体にリアルタイムで共有されます。ピンには自由記述のメモと写真も残せるため、次に同じ先を訪ねるときの材料として積み上がっていきます。外回りの日報にかかる時間を減らしたいとお考えの方は、導入事例や機能の詳細を資料にてご確認ください。

よくある質問

営業日報ツールは無料で使えますか。

恒久的に無料で使える営業日報ツールは多くありません。15日間程度の無料トライアルを設けたサービスが中心で、その期間に使用感を確かめる形が一般的です。

営業日報ツールの費用相場はいくらですか。

営業日報ツールの費用相場は、1ユーザーあたり月額500円から2,000円程度です。SFAや地図ベースの営業支援型は、3,000円以上の価格帯になります。

SFAを導入していれば営業日報ツールは不要ですか。

すでにSFAを導入している場合、日報ツールを別に入れると二重入力になりやすくなります。SFAの日報機能で足りるかを先に確認することをおすすめします。

外回り営業に向いているのはどのタイプですか。

外回り営業に向いているのは、訪問先で入力でき、記録が訪問先ごとに積み上がるタイプです。1日に3件以上回り、同じ先へ繰り返し訪問する営業では、帰社後にまとめて入力する運用が負担になりやすいためです。地図ベースの営業支援型は訪問先を地図上のピンとして扱うため、再訪問の際に過去のやり取りをその場で確認することができます。ただし内勤中心の営業では地図の利点が活きにくいため、日報を書く場所がどこかを先に確かめることをおすすめします。

ツールを入れたのに日報が使われない場合はどうすればよいですか。

入力項目の数と、入力する場所の2点を見直してみてください。項目が多いと繁忙期に入力が止まり、帰社後にしか入力できない設計だと思い出す作業が残ります。あわせて、入力した情報が担当者本人にも返ってくる形になっているかを確認すると良いでしょう。自分の過去の記録を見返せる、次の訪問前に前回の内容を確認できるといった使い方ができると、入力する理由が現場の側に生まれます。

山﨑 祐輝

全国に販売網を持つ商社の営業組織で、大手CRM/SFAツールの導入を経験。既存の営業支援ツールが外回り営業の現場に最適化されていないという課題をきっかけに、株式会社DonDotを創業。外回り営業向けアプリ「Furoshiki(フロシキ)」を企画・開発している。プロパンブタンニュースやリフォーム産業新聞などの専門メディアにも取り上げられている。

記事一覧にもどるkeyboard_arrow_right

資料ダウンロード(無料)

keyboard_arrow_right

無料デモのご相談

keyboard_arrow_right
サービス資料のサンプルイメージ

資料ダウンロード

Download

3分で読める資料になっておりますので、
お気軽にお申し込みください。

お問い合わせ

Contact

プラン詳細、お見積依頼など、
お気軽にお問い合わせください。

資料ダウンロード無料デモのご相談

無料

資料ダウンロードはこちら

利用規約・個人情報の取扱いをご確認の上
「同意してダウンロード(無料)」ボタンを押して下さい。

Furoshikiに関するご質問・ご相談など
お気軽にお問い合わせください。

電話で問い合わせる

LINE公式アカウント
070-1211-6028

営業時間 9:00〜18:00
(年末年始・土日・祝祭日を除く)