アポイントなしで相手先を訪問する飛び込み営業は、難易度が高い印象がありますが、効果を発揮する場面も多く、さまざまな分野で行われています。この記事では「飛び込み営業で成果を出すのが難しい」とお悩みの方のために、飛び込み営業を成功に導くコツを解説します。飛び込み営業で失敗しない!チェックリスト一覧飛び込み営業の方が気を付けたい内容を一覧にしました。自分や部下ができているかのチェックにお使いください。トークスクリプトを準備して練習し、適宜更新する最適な時間帯を見計らって訪問する正しい敬語を使い、明るく親しみのある態度で接する雰囲気をやわらげるアイスブレイクを採り入れる対話のテンポ・声の質・表情・相槌・手振りなどを研究する一方的な会話にならないよう、答えやすい質問をして相手の話を聞く営業するうえでのキーパーソンを探る最初の訪問ですべてを説明せず、次の面会の約束を取り付ける法律違反となる行為は避ける名刺をもらったら、その日のうちにお礼の連絡をする営業活動や顧客情報を管理し、チームで共有する成約の可否にこだわらず、営業活動の数を増やしてスキルアップにつなげる飛び込み営業を成功させるコツ12選ここでは、特に気をつけたい12のポイントについて詳しく解説します。飛び込み営業がうまくいっていない方は、これらのポイントを参考に自分の営業スタイルを見直したり、営業支援ツールの導入を検討したりしてはいかがでしょうか。1. 失敗を気にせず訪問数にこだわる飛び込み営業は断られるケースが圧倒的に多く、ひとつひとつの結果を気にしていては心理的負担が大きくなります。断られても引きずらないようにしましょう。経験が浅いうちは失敗をおそれず、とにかく訪問数を増やすことを目的にしてください。はじめは成約率が低くても、気に病む必要はありません。訪問数を増やせば母数が増え、徐々に成約数の増加につながります。1か所でも多くの場所へ出向いて経験を重ねましょう。2. トークスクリプトを用意する「スクリプト」とは、台本・脚本という意味の英語です。トークスクリプトとは、営業トークの大まかな流れやパターンを事前にまとめたものを指します。トークスクリプトを作成しておくことで、アピールポイントの説明や次回のアポイントを取り付るといった、トークの要点を忘れずに盛り込めます。また、トークスクリプトをもとに社員同士でロールプレイを重ねることによって、自信を持って営業に臨めるようになるでしょう。ただし、トークを一言一句決めてしまうと話がそれたとき柔軟に対応できないため、大まかな流れをまとめる程度がおすすめです。3. 雑談のネタを用意する訪問先で初めて会っていきなり営業トークをしても、相手は身構えるばかりです。雰囲気をなごませ、話を聞いてもらう状況になるよう、最初に話す雑談のネタを用意しましょう。このように、話のはじめに雰囲気をやわらげてコミュニケーションを円滑に進める手法をアイスブレイクといいます。アイスブレイクには、おすすめしたい商品に関係した簡単な質問がおすすめです。また、業務に直接関係のない軽い話題、たとえば趣味や季節のネタなども用意しておきましょう。ただし、本題とは関係ない雑談を長く続けると相手の時間を奪うことになり、印象を悪くします。そこそこに留めるよう心掛けてください。4. 訪問する時間帯を選ぶ相手が忙しい時間帯の飛び込み営業は悪い印象を与えやすく、十分に説明する時間が取れないため成果が上がりにくくなります。できるだけ多忙な時間帯を避け、相手が余裕を持って対応できるときを選んで訪問しましょう。多忙な時間帯は業種によって異なるため、事前の調査が重要です。たとえば一般的な企業であれば、午前10時から11時30分あたりが狙い目です。飲食店ならランチやディナーの時間を避け、空いている時間帯を調べておきましょう。訪問販売に特化したツールFuroshiki(フロシキ)について詳しく知る>>>5. 最初から売り込みをかけない訪問してすぐ売り込みたい意思を前面に出すと、相手は警戒し断る方法にばかり意識を取られてしまいます。初対面のときには商品やサービスを売り込まず、相手の興味をひいて良好な関係を構築するところから始めましょう。相手の反応がよくないと感じたとしても、それはたまたま多忙であったか、気持ちに余裕がない状態だった可能性もあります。初回は顔や商品を覚えてもらうことを目的とし、商談は2回目以降にと考えたほうが成約につながりやすいでしょう。6. 一方的にならずゆっくり話す飛び込み営業に不慣れなうちは、つい早口でもごもごした話し方になりがちです。これでは「知識が浅そう」「売りつけられそう」といった印象を相手に与えてしまいます。ゆっくりと明るく、ハキハキした話し方を意識しましょう。自分ばかり一方的に話すのもよくありません。相手の話と自分の話が7:3になるよう心掛けてください。また、話がゆっくりし過ぎていても相手の反感を買うおそれがあります。ほどよいテンポを探りましょう。先輩相手にロールプレイをしてアドバイスをもらう、あるいはロールプレイを録画してセルフチェックすることをおすすめします。訪問販売の成果を最大化するためのツールはFuroshiki(フロシキ)>>>7. キーパーソンを探る法人営業では、社内で決定権を持つ人に最初から会えるとは限りません。決定権のない人にいくらアプローチしても、最終的に成約に至らないおそれがあります。かといって、いきなり「責任者と話をさせてください」と伝えても警戒されるだけです。まずは対応してくれている人に信頼してもらったうえで、情報収集することが重要です。最初の訪問では、商談を進めるうえでのキーパーソンが誰かを把握できれば十分と考えましょう。8. 法律違反にあたる行為はしない飛び込み営業では、法律違反にあたる行為をしないよう注意してください。「帰れといわれているのに訪問先に居座る」「営業が目的であることを隠す」「消費や契約に関する説明でウソをつく」「一度断られた企業に再度営業をかける」といった行為は、刑法や特定商取引法に触れるおそれがあります。違法行為があった場合、最初に責任を問われるのは行為に及んだ本人です。一生懸命になるあまりやり過ぎることのないよう、十分に注意しましょう。9. その場で次のアポイントを取る飛び込み営業をしたその日に成約に至ることは、ごく稀です。営業トーク中に、可能な限り次のアポイントを取りましょう。飛び込み営業の第1の目的は成約ではなく、次回の商談を取り付けることと心得てください。次の面談が予定されていることによって、商談に連続性が生まれ、より具体的なニーズに応えられるようになります。次回のアポイントは、相手の興味が薄れないよう1週間以内に設定しましょう。訪問販売に役立つ顧客情報の管理はFuroshiki(フロシキ)>>>10. 空き時間は有効利用する飛び込み営業は、移動時間が長くなりがちです。営業と営業の間に挟まる移動時間や空き時間を、有効に活用しましょう。訪問した情報をまとめたり営業活動を振り返ったりするのは、1日の終わりではなく空き時間を利用して早いうちに済ませてください。また、この後の訪問先に向けての情報取集やトークスクリプトの確認、話題のネタの収集なども行えます。隙間時間の有効活用が、営業スキルの向上につながるでしょう。11. 連絡先を聞いたらお礼の連絡を入れる飛び込み営業のあとは、フォローアップも重要です。名刺交換ができたら、当日のうちにメールや電話でお礼の連絡を入れましょう。フォローアップの際は営業内容にはあまり触れず、時間を割いていただいたことについてお礼を述べます。目的は、相手に好印象を与え、次の面談につなげることです。訪問後あまりにも早い時間に連絡すると、強引な印象を与えるおそれがあるため、適切な間を空けましょう。メールでフォローアップする場合は、ほかのメールに埋もれないよう件名に自身の社名と名前を入れるのがおすすめです。定型文に頼るのは避け、その日話題にした内容を織り込みましょう。12. 営業計画を立て結果を記録する飛び込み営業に限らず、営業活動は事前に立てた計画に沿って進めます。訪問の日程は訪問先の事情に合わせ、責任者や担当者が在籍していそうな時間帯を選びましょう。きちんと計画を立てることによって、数多くの営業活動をスムーズに進められます。飛び込み営業のあとは、営業活動を記録に残しましょう。客観的に振り返り、成果や改善点を把握することで、次回の面談に活かせます。さらに営業結果を社内で共有することにより、チームとしての営業戦略づくりに貢献できるでしょう。訪問販売に特化した営業支援ツールはFuroshiki(フロシキ)>>>飛び込み営業を効率化するなら「Furoshiki」出典:Furoshiki(フロシキ) 公式サイト飛び込み営業に特化した営業支援ツール「Furoshiki」。他にはない、訪問販売特化型の営業支援ツールアプリです。PCはもちろん、スマートフォンなどのモバイル端末にも対応しています。「Furoshiki」の主な特徴は、以下のとおりです。訪問営業に特化し、必要な機能を厳選して搭載しているため、直感的に操作しやすい。マップ上で顧客データを登録し共有でき、スマートフォン1台で必要な業務が完結する。顧客データや取引状況をグラフとして可視化することで、営業プロセスを最適化できる。